現物出資とは・・・
現物出資とは、現金ではなく、有価証券や貴金属、パソコン、自動車などの動産や土地、建物などを出資金とすることです。
現物出資は、金額によって扱いが違いますが、500万円以内であれば検査役の調査は不要です。
500万円を超える場合は、公認会計士、税理士の評価証明が必要です。
不動産の場合は、不動産鑑定士の鑑定評価も必要になってきます。
特に個人事業主さんで、法人化を検討されている場合は、現在、使用しているパソコンや机、書籍棚等の家具などを現物出資として、出資も検討することがいいかもしれません。
その場合、定款には相対的記載事項として現物出資に関する事項(変態設立事項)として記載することが重要です。
相対的記載事項は記載がなくても定款が無効になることはありませんが、記載しておくことで法的効果が発生する事項です。
たとえば、資本金100万円のうち、現金が50万円、現物出資が50万円とすることもできます。